精神科リエゾンチーム

精神科リエゾンチームについて

 手術や身体疾患の治療のために入院された患者さんがせん妄やうつ状態になられることは少なくありません。入院患者さんの精神状態を評価し、可能な限り早期に精神科専門医療を提供することにより症状の緩和や早期退院を推進することを目的として、精神科医、専門性の高い看護師、公認心理師等多職種からなる精神科リエゾンチームが活動しています。

当院精神科リエゾンチームの特色および活動内容

◎構成メンバー

精神科医師(日本精神神経学会専門医、専攻医)、精神科認定看護師、公認心理師

◎対象患者さん

入院前から精神疾患で治療中の方、入院後にせん妄や適応障害、うつ状態などになられた方、不眠の方など

◎活動内容

  1. 身体科医師、看護師らからの相談に速やかに応じ、必要に応じて精神状態の評価等を行っています。
  2. チームカンファレンス、チーム回診をそれぞれ週1回行っています。
  3. チーム回診だけでなく、精神科医師による診療、公認心理師による心理カウンセリングなどを随時行っています。
  4. 精神科リエゾンマニュアルを作成・改訂しています。
  5. 緩和ケアチームや認知症・せん妄ケアチームと協働で診療することもあり、それらのカンファレンスに定期的に参加しています。
  6. チームメンバーそれぞれが職員に教育を行っています。

患者さんへのメッセージ

精神状態が不調のご本人はもちろんご家族も身体疾患の治療が滞りなく行われるのかご心配のことと思います。私達精神科リエゾンチームは、身体科医師や看護師をはじめとする様々なスタッフと協力し、早期に適切な精神科医療とケアを行ってまいりますのでご安心ください。(精神科の病床はありません)