皮膚科

当科の特色

 皮膚科疾患を幅広く診療していますが、特に膠原病・糖尿病・血液疾患・腎疾患(透析患者)など全身性疾患に関連した皮膚疾患が多く、関連各科と密に連携し精査、加療を行っています。  膠原病、自己免疫疾患関連では膠原病・リウマチ科や整形外科、多職種合同で“リウマチ膠原病ワーキング”や検討会も行っています。蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・薬疹やその他難治性のアレルギー性疾患ではパッチテストやプリックテスト、血液検査、皮膚生検など原因検索を行い、生物学的製剤加療も可能です。各科と連携した“アレルギーセンター”も開設しています。

 2022年7月から“下肢救済・創傷治療センター”も立ち上げられ、本院・第二病院の外科系・内科系・多職種合同で、各種難治性皮膚潰瘍の啓蒙・予防やケア・加療を行います。乾癬では各種内服外用治療や光線療法、掌蹠膿疱症では金属アレルギーや病巣感染など原因検索を行い、各種生物学的製剤も取り入れています。美容皮膚科ではシミ・ホクロ・アザに対してQスイッチルビーレーザーやCO2レーザーによる治療、アレキサンドライトレーザー/ヤグレーザーによる脱毛・リフトアップ・血管拡張症治療、ニキビ・シミ・クスミなどにはケミカルピーリングやレチノイン酸、ハイドロキノン外用なども行っています。陥入爪の紹介も多く、手術適応はほとんどなくなり人工爪や各種ワイヤーによる矯正、ガター法などによる治療が中心となっています。また主に術後リンパ浮腫の患者さんに対し、リンパ浮腫療法士と協力し“リンパ浮腫外来(自費診療)”診療も行っています。

対象疾患

  • 膠原病・自己免疫疾患・末梢循環障害・皮膚潰瘍
  • 乾癬・掌蹠膿疱症
  • 蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・薬疹
  • 美容皮膚科(シミ、アザ、ホクロ)
  • 皮膚腫瘍
  • 陥入爪 など