総合診療科 専攻医の1日

専攻医の1日に密着!~大阪けいさつ病院 総合診療科 専攻医のリアル~

「総合診療って、実際どんなことをしているの?」
「専攻医の1日って、忙しい?やりがいはある?」

そんな疑問を持つ医学生の皆さんに向けて、総合診療科で活躍中の専攻医・N先生の1日に密着取材! 外来や病棟での診療、カンファレンスや勉強会など、リアルな日常を通して、総合診療科の魅力や雰囲気をお届けします。

将来の進路を考えるヒントとして、ぜひご覧ください!

8:00 プレラウンド(朝の入院患者確認)

夜間の状態変化や検査結果を確認し、患者さんの今日の治療方針を検討します。
患者さんの表情や声にも耳を傾け、細かな体調の変化にも気付けるように心がけています。

8:30 ER振り返りカンファレンス

前日の救急対応を振り返り、診断・治療のプロセスや改善点を共有します。
上級医の指導のもと、症例ごとの判断を深掘りし、臨床力を高める貴重な学びの時間です。
プレゼンテーションの機会が多いのも当院総合診療科の研修の特徴です。

8:50 外来振り返り

外来での診断プロセスや対応を振り返り、診療スキルの向上を図ります。
「なぜこの診断に至ったのか」「他に考えられる可能性は?」といった視点で、思考力を鍛えます。

 

9:30 朝回診・ベッドサイドティーチング

入院患者さんのプレゼンを行い、その日の方針を確認します。
病棟をラウンドし、一緒にベッドサイドを回ります。

身体所見の取り方や、病歴の聴取の仕方について指導医からFeedbackを受けます。

10:30 看護師との連携確認

ナースステーションで看護師リーダーさんと回診での方針や追加のワークアップについて共有。
看護師さんも総合診療科には協力的で、しっかりコミュニケーションをとってくれます。

11:30 昼食・休憩

同期や指導医と情報交換しながら、ほっと一息。
忙しい中でも、仲間との会話がリフレッシュにつながります。

13:00 外来診療

新患・再診の患者さんを幅広く対応。
総合診療科ならではの多様な症例に触れ、柔軟な対応力が求められます。

16:00 申し送り

夜勤担当の医師やスタッフへ、患者さんの状態や注意点を引き継ぎます。
1日の診療を振り返りながら、次のチームへバトンを渡す大切な時間です。

専攻医N先生からのコメント

総合診療科では、救急から慢性期まで幅広い症例に触れることができ、毎日の診療が学びの連続です。大阪けいさつ病院では、指導医との距離が近く、疑問や気づきをすぐに相談・共有できる環境が整っています。前日に学んだ知識や技術を翌日の診療ですぐに活かせる実践的な場があることで、自分の成長を日々実感できます。

また、患者さん一人ひとりに寄り添い、全人的に診る力が養われるのも総合診療科の魅力です。多職種との連携や地域とのつながりも深く、医師としての視野が広がる経験ができます。

「幅広く、深く、そして温かく」診療に向き合えるこの環境で、ぜひ一緒に学び、成長していきましょう。

指導医コメント

おく内科・在宅クリニック 院長 奥 知久

総合診療の専攻医はとにかく幅広い体験を重ねることになります。体験を学びに変えていくお手伝いをします。

診療所研修では慢性疾患や緩和ケア、心理社会的な対応や多職種連携のコツなどをしっかり身につけていきましょう。ポートフォリオの書き方もバッチリサポートします!

大阪けいさつ病院 総合診療科 医長 板金 正記

病院総合診療と診療所在宅での総合診療をどちらも経験できるのが当プログラムの特徴です。

大阪けいさつ病院は症例がとにかく豊富で、他科との垣根も低く、病院総合診療医としてのスキルを身につけるのに最適な環境です。一緒にたくさん勉強しましょう!