乳腺・内分泌外科(内分泌甲状腺外科)

診療科のご紹介

大阪けいさつ病院「内分泌外科」は、2012年(平成24年)7月より消化器外科より移行独立し、大阪大学乳腺内分泌外科と連携しています。対象臓器として甲状腺・副甲状腺、副腎疾患全般、および膵臓を除くその他内分泌疾患(後腹膜・腹腔内腫瘍含む)、頸部疾患全般(正中頸嚢胞、唾液腺疾患、咽頭喉頭疾患)を取り扱っています。当科の特徴は以下の点です。

  1. 標準手術、高難度手術によらず厳格な安全性・根治性・整容性をめざします。過去23年間の手術関連死亡=在院死亡=0を達成し、全体の合併症発生率も1%未満となっています。
  2. 手術適応があれば、気管合併切除、喉頭切除、開胸手術を含めたあらゆる高難度手術に対応しています。
  3. ニードがあれば、整容性の高い内視鏡手術(術式:HETなど)あるいは小切開手術(術式:MHM)を良性のみならず悪性にも実施します。
  4. 再発転移を来した難治性甲状腺癌に対し、新規分子標的治療薬を含む集学的治療で成果を収めています。

 

循環・呼吸器をはじめ併存疾患を有する患者さんは高齢者を中心に多いです。併存疾患に対して万全の対応をしなければ周術期は乗り越えられません。当院は総合病院としてあらゆる診療科を備えています。術前から併存疾患に対応して当該科にコンサルトします。そのうえでERAS(enhanced recovery after surgery)を念頭に周術期管理チームが介入することで万全の体制を整えています。術後は、必要に応じてICU/HCUなど24時間体制の集中治療室に入室いただき、麻酔科・救急科を含めた万全の当直体制でサポートいたします。

以上の点から、当科は一般病院のみならず全国各地の大学病院・甲状腺専門病院から紹介いただき、他施設で技術的あるいは全身管理上不可能とされた「高難度手術」を含むあらゆる治療(手術)を積極的に展開しています。

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