小児科 診療方針

神経・筋疾患 てんかん、熱性けいれん等のけいれん性疾患はじめ、神経変性疾患、筋疾患等、小児神経疾患について広く診療しています。脳波、画像検査のほか、大阪大学小児科とも協力し、疾患によっては酵素診断、遺伝子診断、筋生検も行なっています。
代謝性疾患 代謝性神経変性疾患ほか、糖代謝異常症等について、阪大小児科とも協力の上、酵素診断、遺伝子診断も行なっています。
近年、酵素補充療法も可能となった代謝性疾患(ゴーシェ病、ファブリー病、ポンペ病、ムコ多糖症など)に対しての治療も施行しています。これらの治療は、継続して点滴治療が必要であり、通学、通勤に差し支えないよう、患者さんの生活に合わせた治療スケジュールで対応できるようにしますのでご相談ください。
内分泌疾患 甲状腺疾患、低身長症、思春期早発症をはじめとする性腺機能異常症など、内分泌疾患全般に関して診断治療を行なっています。
夜尿症に対しても、それぞれの病型を考え、生活指導と薬物治療を併用した治療を行なっています。
腎泌尿器疾患 学校検尿での異常所見の精査を行っています。神政権が必要な場合は専門施設へ紹介する場合があります。疾患に応じて泌尿器科と適応を検討のうえ、可能であれば小児に対しても当院で手術し、その後の経過観察を行なっております。
アレルギー疾患 気管支喘息に対しては、長期管理薬としてのステロイド吸入も積極的に導入し、生活指導を含む予防に力を入れています。食物アレルギーに関しては、食事制限の解除については、必要時食物経口負荷試験を行ない判断しています。
血液疾患 血液腫瘍に関しては、その治療は、専門病院にご紹介しております。
特発性血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血等は、診断・治療を行っております。