お知らせ

ロボット支援下による幽門輪温存胃切除を開始しました

2026.2.9

消化器外科

当院消化器外科では、患者さんの負担をより少なくし、安全で質の高い外科治療を提供することを目的に、ロボット支援下による「幽門輪温存胃切除(PPG)」を新たに開始しました。

幽門輪温存胃切除は、主に早期胃がんに対して行われる術式で、胃の出口にある「幽門輪」を残したまま、病変のある部分のみを切除する方法です。


幽門輪温存胃切除の図

幽門輪を温存することで、食べ物の通過がより自然に保たれ、ダンピング症候群(食後の動悸やめまいなどが起きる状態)の発生を抑えることが期待されます。また、術後の食事摂取が比較的安定しやすく、生活の質(QOL)の維持につながるとされています。

今回導入したロボット支援手術では、術者の手の動きを精密に再現するロボットアームにより、より繊細で高精度な操作が可能になります。さらに、安定した拡大3D視野により細部まで確認しながら手術を行うことができ、周囲組織への負担を軽減した、より安全性の高い手術が期待できます。

当院は今後も、患者さん一人ひとりに適した低侵襲かつ高品質な外科治療の提供に努めてまいります。