Mako System(人工膝関節置換術ロボティックアーム手術支援システム)を導入しました!
2025.1.31
新病院では、整形外科における人工膝関節手術で使用するMako System(人工膝関節置換術ロボティックアーム手術支援システム)を新たに導入いたしました。
この装置では、骨を切る刃物が骨の外にでないよう制御できるため、骨の外にある靭帯や神経、血管を傷つけてしまう危険性を軽減でき、安全に手術が行えます。さらに、CT画像と実際の骨を一致させ、計画通りに骨を切ることができ、また、骨を切る前に切った後の靭帯のバランスを予測し、手術中に細部を微調整することもできるため、より正確な手術が可能となります。
本格的な運用の開始は、2月中旬~3月ごろを予定しています。
当院では、今後も最新の手術支援ロボットを中心に安全かつ正確な手術をおこなってまいります。
医師からのコメント
人工膝関節手術では、大腿骨や脛骨を切って人工関節を設置するため、骨を切る量、方向は非常に重要です。当院では術前に立体的に人工関節の設置位置、方向などを検討し、手術中に正確に再現することを心掛けています。 計画に要する期間を考慮し、術前3週間~2か月前のCT画像を用いるため、患者様にご足労をおかけすることもあるかもしれませんが、有用なシステムと考えています。 ただし、まれに、膝関節の状態や骨の形態により、本システムを使用する人工膝関節が適さない患者様もいらっしゃいますので、詳しくは担当医に気軽にご質問ください。(整形外科 田村 理 副部長)
![]() |
![]() |
人工関節手術チーム | Mako system |
尚、本件に関する取材のご依頼は、大阪けいさつ病院 経営企画課までお問合せください。
電話:06-6771-6051(代表)