お知らせ

大阪初となる最新手術支援ロボット「ダビンチ5」を用いた肺がん手術を実施しました

2025.8.18

当院から

令和7年8月4日月曜日、手術支援ロボットの最新機種「ダビンチ5」を使用した右上葉肺がんに対する手術を、呼吸器外科 坂巻 靖 部長 のもと実施致しました。
当院では、7月19日土曜日、今月発売された”ダビンチ5”を導入いたしました。今回手術で使用したこのロボットは米国製の手術支援ロボットで、第4世代の旧モデルである「ダビンチXi」の次世代モデルとなります。

ダビンチ5の特徴

① ダビンチ5専用鉗子を用いた「フォースフィードバック機能」により、よりリアルな触覚で、術者の操作精度の向上が見込まれます。
②効率的な低侵襲手術の実現150以上の設計みなおしによってより効率的なワークフローを実現し、術者の自律性が高まり、手術時間の短縮とラーニングカーブの早期向上が期待されます。*
③AIによる術後評価と改善手術データの解析により、術後の経過や治療方針の最適化が可能となります。
*第4世代モデルダビンチXiとの比較

執刀医 呼吸器外科 坂巻 靖 部長のコメント

8月4日、最新機種「ダビンチ5」による肺がん手術(肺葉切除)を初めて実施しました。同日は続けて、2例目(肺区域切除)も実施しました。ダビンチ5には最新の機能として、組織にかかる力を感知できる「フォースフィードバック」や、三次元視野の向上、さらにはエルゴノミクスの向上といった点が付与されており、術者にとっては非常に快適な状態で精細な手術を実施できるメリットを体感いたしました。今後も、ダビンチ5の様々な利点を活かしながら、よりよい手術に取り組んでまいりたいと考えています。


コンソールを操作中の坂巻 靖 部長

手術中の様子

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尚、本件に関する取材のご依頼は、大阪けいさつ病院 経営企画課までお問合せください。
電話:06-6771-6051(代表)