病院に関する指標

 

令和6年度大阪警察病院病院情報の公表

 

※以下のデータについては、新規開院の都合上、2025.1-2025.5の数値になっております。

病院指標

医療の質指標

年齢階級別退院患者数 ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 82 144 197 266 445 877 1211 2265 1845 306
定義:2025年1〜5月退院患者数を10歳刻みの年齢区分で集計しています。
特徴:大阪警察病院は各年齢区分において患者数が分布しており、総合病院としての役割を担っていることがわかります。60歳以上の患者さんの割合が全体の70%以上を占めています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 189 2.75 2.57 0.00 72.81  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 76 9.16 8.88 0.00 74.53  
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 49 7.76 7.45 2.04 74.86  
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 43 6.60 7.60 2.33 71.98  
060050xx04xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 25 7.24 7.32 0.00 73.16  

消化器内科では、消化器・肝胆膵を問わず、消化器疾患全般の診療をしています。入院症例のうち、4割程は緊急入院です。主な疾患は、急性腹症、消化管出血、胆石発作、胆道感染症、がん救急です。消化器癌は入院患者の約3割を占め、抗がん剤投与・内視鏡治療・経カテーテル的治療(IVR)・エコー下治療などを行っています。内視鏡診断・治療のほか慢性肝疾患・炎症性腸疾患が当科での治療の中心となっています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
各診療科の解説:各診療科・各部のご紹介へリンク(消化器内科)

糖尿病・内分泌・代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 70 10.23 13.77 2.86 70.07  
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 11 2.00 2.02 0.00 58.55  
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13.07  
100040xxxxx00x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 5.35  
10008xxxxxx1xx その他の糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 18.56  

糖尿病・内分泌内科で最も多い疾患は2型糖尿病です。通常の教育入院に加え、週末を利用した3泊4日での短期入院も行っております。これらの入院では正確な病態把握、合併評価のうえ、個々の患者さんに則した個別治療に努めております。また、1型糖尿病患者さんに対するSAP導入や、糖尿病患者様のシックデイ(肺炎、尿路感染症、感染性胃腸炎など)対応の緊急入院も積極的に受け入れております。内分泌疾患では低ナトリウム血症をはじめとした電解質異常、原発性アルドステロン症の精査・加療入院が多くなっておりますが、副腎腫瘍、不定愁訴から発見されることの多い下垂体機能異常、その他、甲状腺・副甲状腺・副腎・性腺疾患・膵内分泌腫瘍などの早期診断・早期治療にも積極的に取り組んでおります。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 6.78 7.38 17.07 73.51  
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 21 9.24 11.35 14.29 70.67  
110280xx02x01x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 14 11.50 16.60 57.14 79.36  
110280xx02x01x ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 10 13.40 19.53 0.00 74.10  
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 13.75  

腎臓内科では、慢性腎臓病の初期(学校健診、会社健診の検尿異常など)から腎不全の進行期、透析導入そして維持透析を受けておられる方の合併症治療まで、腎疾患の患者さんに幅広く対応させていただいております。症例数の内訳としては内シャント作成、原因把握のため経皮的針腎生検による診断等が上位を占めています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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免疫内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xxxxx00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 10.91 14.93 0.00 60.53  
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2なし 16 11.06 15.00 6.25 78.44  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 11 9.73 13.66 54.55 69.73  
070560xxxxx90x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等29あり 定義副傷病なし 22.02  
070560xxxxx90x 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 16.40  

免疫内科ではリウマチ膠原病領域の難病の診療に取り組んでいます。院内において整形外科、皮膚科、リウマチケアナース、臨床検査、理学療法、薬剤部、栄養科、医療相談室など多職種・多部門による部門横断的な組織を構築して対応しております。
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※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99xbxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2Bあり 35 14.06 12.23 0.00 82.06  
130030xx99xbxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 12 11.92 8.65 0.00 77.83  
130030xx97xb0x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 11 18.36 27.85 0.00 76.73  
130030xx97xb0x 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等25あり 14.69  
130010xx99x9xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等29あり 12.45  

血液内科では悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病などの造血器悪性疾患に対する化学療法を行っています。化学療法は日進月歩であり、毎年新薬が登場しております。当科では、積極的に新しい治療法を取り入れることを心掛け、通院による外来化学療法にも力を入れています。
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※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 52 3.67 3.03 1.92 76.77  
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 43 9.91 16.40 27.91 83.09  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 20 12.05 8.16 0.00 70.90  
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 19 11.89 13.41 10.53 74.68  
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 17 14.47 18.68 11.76 78.00  

当院では肺がん、感染症、喘息、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、気胸など呼吸器疾患全般を診療しており、入院の4割程が肺がん症例です。呼吸器外科、放射線診断科、病理技術科、緩和ケアチームと互いに連携しながら、速やかな診断と治療方針の決定を行っています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 270 4.23 4.47 0.00 68.96  
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 159 3.75 4.18 0.00 72.13  
050170xx03001x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 133 5.98 9.29 5.26 75.83  
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 73 14.40 17.33 23.29 83.21  
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 72 2.97 3.07 0.00 72.63  

当科の最も得意とする治療はカテーテル治療です。狭心症や心筋梗塞といった虚血性疾患に対する治療がカテーテル治療です。カテーテル治療は高い成功率が得られ、他院では困難と判断された難しいものに対しても積極的な治療を行っています。虚血性心疾患に加えて下肢動脈硬化による間欠性跛行の患者さんも増加しており、下肢動脈形成術も積極的に行っております。心房細動に対するカテーテル治療では最新の機器を駆使し、丁寧な手技を行うことで高い成功率と再発の少ない治療を提供しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 32 14.97 20.87 31.25 69.31  
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 23 7.30 10.18 0.00 74.09  
050161xx01x1xx 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等21あり 15 24.60 29.35 40.00 64.27  
050161xx02x1xx 大動脈解離 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 13 12.15 20.11 0.00 67.62  
050163xx97x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等2なし 13 5.08 7.17 0.00 73.54  

心臓血管外科で最も多い疾患は弁膜症です。当院では弁形成術を積極的に行っています。次いで多い疾患は大動脈瘤です。十分に精査したうえで、最適の手術方法を選択することにより安全性の担保に加え、身体的、精神的負担を軽減し、早期退院、社会復帰が可能となることを目指しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 10 1.20 2.10 0.00 3.90  
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 6.11  
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 5.55  
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし 11.83  
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等21あり 10.60  

一般小児科領域では、食物アレルギー負荷試験の入院数が多くを占め、今後も増加傾向にあります。その他では、上位5位以内には入りませんが、神経疾患や腎疾患など対応疾患は多岐にわたります。また、産婦人科と密に連携しており、分娩時および分娩後、必要に応じて積極的に介入しています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 64 2.89 4.54 0.00 70.92  
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 44 5.30 7.05 0.00 61.86  
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 37 11.89 14.81 0.00 76.46  
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 30 14.13 18.48 10.00 71.73  
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 28 5.21 5.32 0.00 47.75  

消化器外科では、上部消化管(食道がん、胃がん)、肝胆膵(肝がん、膵がん)、下部消化管(結腸がん、直腸がん)の各種消化器がんに対し、ロボット手術を中心に、負担の少ない手術を安全に行っています。低侵襲手術と抗がん剤治療を組み合わせた集学的治療で予後向上を図っています。一般外科として、ヘルニア、胆石を数多く行っており、消化管穿孔、急性胆のう炎、急性虫垂炎、腸閉塞など救急疾患に対する緊急手術を行っています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 60 12.18 9.77 1.67 62.87  
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし 49 7.84 7.90 0.00 57.82  
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 27 2.48 6.48 0.00 53.30  
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり 17 3.00 3.94 0.00 45.24  
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 13 7.23 5.50 0.00 61.62  

乳腺・内分泌外科で多い症例は、乳腺悪性腫瘍手術に対する切除術です。DPCコード【090010xx010xxx】は制度上、DPC名称が「腋窩部郭清を伴うもの」となっておりますが、60件の内訳としては「腋窩部郭清を伴わない」手術を実施した症例が42件を占めています。当院は乳癌学会の認定施設となっていることやブレストケアチームによる総合的な医療を提供しています。甲状腺腫瘍に対する診断及び治療に多く対応しており、整容性と低侵襲を目的とした内視鏡下甲状腺手術を開発し、通常切開に加え甲状腺がんの標準術式としています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
各診療科の解説:各診療科・各部のご紹介へリンク(乳腺外科)
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整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 39 17.33 21.38 64.10 76.64  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 37 10.92 12.71 2.70 30.54  
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 34 14.94 15.41 14.71 71.76  
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 29 12.38 16.15 31.03 63.79  
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 29 19.14 25.29 79.31 79.10  

整形外科では、脊椎疾患、関節の変性・炎症性疾患、手指・四肢の外傷人工関節(股関節、膝関節)、肩関節、手の外科、スポーツ整形外科等、幅広く診療を行っています。さらに当院はハイブリッド手術室を保有しており、脊椎のナビゲーション手術を実施しています。高齢者の脊椎圧迫骨折に対する椎体形成術も積極的に行っています。ペインクリニック(麻酔科)とも連携し保存的治療も積極的に実施しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
各診療科の解説:各診療科・各部のご紹介へリンク(整形外科)
各診療科の解説:各診療科・各部のご紹介へリンク(整形外科:脊椎・脊髄センター)
各診療科の解説:各診療科・各部のご紹介へリンク(整形外科:スポーツ医学センター)

皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 26 10.31 12.98 3.85 63.23  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 11 7.45 9.33 0.00 80.27  
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし 28.94  
080080xxxxxx0x 痒疹、蕁麻疹 定義副傷病なし 4.40  
080090xxxxxxxx 紅斑症 9.93  

皮膚科では、アレルギー疾患、水疱症、免疫疾患、皮膚腫瘍性疾患等幅広く診療を行っています。入院診療で最も多い疾患は蜂窩織炎等の細菌感染症で、帯状疱疹等のウイルス感染症が続きます。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
各診療科の解説:各診療科・各部のご紹介へリンク(皮膚科)

形成再建外科・美容外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 29 2.69 2.74 0.00 71.17  
050170xx9720xx 閉塞性動脈疾患 その他の手術あり 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 12 34.17 37.77 33.33 74.08  
080180xx99xxxx 母斑、母斑症 手術なし 12 3.00 3.15 0.00 3.67  
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 2.66  
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1なし 4.65  

形成外科で最も多い症例は眼瞼下垂症治療です。高齢化社会と整容性ニーズの高まりにより、手術が多く行われています。下肢静脈瘤に対しては、従来のストリッピング手術に代わる下肢静瘤血管内レーザー焼灼術に積極的に取り組んでいます。当院形成外科では身体各部の再建を中心に、インプラントを用いた乳房再建、皮膚潰瘍、顔面損傷、手の外傷、熱傷、ケロイド、唇裂口蓋裂など形成外科全般にわたる診療を行うと共に、他科とも柔軟な連携をとりながら様々な疾患に幅広く対応しています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 27 11.30 16.89 40.74 76.56  
010030xx991xxx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 21 2.81 2.86 0.00 61.81  
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 8.24 11.90 9.52 77.71  
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 20 2.90 3.23 0.00 75.00  
050170xx9910xx 閉塞性動脈疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 12 2.92 3.61 0.00 64.00  

脳神経外科で最も多い症例は脳梗塞で、保存的治療が主となりますが急性期には血栓溶解療法を積極的に行っています。その他、脳血管病変に対する血管造影検査も多く対応しています。脳神経外科では脳腫瘍に対する手術や化学療法、放射線療法なども行っています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
各診療科の解説:各診療科・各部のご紹介へリンク(脳神経外科)

脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 17 12.76 16.89 35.29 67.41  
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 4.08 6.89 0.00 59.17  
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 16.94  
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上 15.94  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18.68  

脳神経内科の患者の半数は脳卒中患者であり残りの半数がそれ以外の神経疾患です。脳卒中については、脳神経外科と共同で脳卒中センターとしてSCU(脳卒中のための集中治療室)を運用し、24時間体制で受け入れています。脳梗塞に対する血栓溶解療法や脳神経外科医師による血管内治療、各種手術など最新の治療が可能です。また、てんかん、脳炎やギランバレー症候群などの神経救急も積極的に受け入れています。救急疾患以外では、パーキンソン症候群を代表とする神経変性疾患、末梢神経疾患や筋疾患など神経内科疾患全般の診療を行っています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし 60 7.82 9.82 0.00 72.50  
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 9.86 9.59 0.00 43.07  
040150xx97x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2なし 28.41  
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 9.28  
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術あり 7.70  

当院は呼吸器外科専門医制度の基幹施設に認定されており、主に肺がん、自然気胸、縦隔腫瘍などの肺・縦隔疾患の外科的治療を通じて質の高い医療を提供しながら、専門医の育成にも力を入れています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 81 2.20 2.45 1.23 70.73  
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 33 6.33 7.77 0.00 74.06  
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 31 4.68 5.16 0.00 60.74  
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 30 6.03 6.81 0.00 77.03  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 29 10.10 11.11 0.00 70.90  

泌尿器科で最も多い疾患は前立腺がんです。前立腺がんや膀胱がんに対してはロボット支援手術(ダ・ヴィンチ手術)を積極的に行っており、低侵襲かつ術後尿失禁の改善など良好な治療成績を収めています。次いで多いのが前立腺肥大症や尿路結石です。内視鏡を用いた手術のため、開腹することなく手術を行うことが可能です。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 38 5.68 5.88 0.00 45.53  
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 30 3.00 2.92 0.00 39.43  
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 24 7.71 7.74 0.00 76.04  
120010xx99x30x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 18 5.28 4.12 0.00 59.67  
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 18 6.06 5.97 0.00 47.61  

卵巣・子宮の良性腫瘍疾患の手術は日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医が在籍し、多くが腹腔鏡下または子宮鏡下にて行われています。婦人科がん治療に関しては、日本婦人科腫瘍学会専門医が在籍し、ガイドラインで提唱されている標準術式にすべて対応しています。婦人科悪性腫瘍に対する治療は、化学療法も含め、それぞれの患者さんに応じた治療方針を検討し、最善の医療を提供できるよう努めています。骨盤臓器脱や尿失禁については、専門診療を行うため女性骨盤底センターを設け、産婦人科医師と泌尿器科医師が協同して最先端の手術である内視鏡手術用支援機器(ダ・ヴィンチ)を用いた腹腔鏡下仙骨腟固定術を導入するなど、全国でも有数の治療施設として活動しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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耳鼻咽喉科・頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 16 5.94 5.84 0.00 53.50  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 14 6.43 5.63 0.00 36.00  
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 13 7.08 7.35 0.00 15.85  
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり 12 6.33 8.27 8.33 26.83  
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 11 7.73 8.50 0.00 57.36  

耳鼻咽喉科・頭頸部外科で最も多い疾患は鼻副鼻腔炎です。鼻副鼻腔炎の治療では内科的治療および外科的治療を積極的に行っています。咽喉頭・頭頸部領域では、①急性炎症、②慢性扁桃炎の手術、③声帯ポリープなどの音声改善手術、④唾液腺疾患の治療(手術も含む)、⑤甲状腺腫瘍、甲状腺悪性腫瘍の診断・内科的治療および手術、⑥咽喉頭がん・喉頭がんなど悪性腫瘍の診断を行っています。特に咽喉頭の腫瘍手術に関しては、手術のみならず放射線治療・化学療法を含めて、診療科を横断した統合的な治療を行っています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 142 2.04 2.49 0.00 76.92  
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 39 2.74 4.29 0.00 75.36  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 15 9.87 7.53 0.00 51.80  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 15 4.93 5.47 0.00 68.47  
020220xx01xxx0 緑内障 緑内障手術 濾過手術片眼 15 8.53 8.69 0.00 70.80  

眼科では白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術を専門としており、重症例でも対応可能です。また、加齢黄斑変性・黄斑浮腫などに対する抗VEGF療法も行っております。急性緑内障発作、網膜剥離など緊急手術が必要な疾患についても可能な限り対応します。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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ER・救命救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 2.68 7.99 4.00 48.64  
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし 23 1.78 2.63 0.00 38.74  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 12 7.08 20.78 83.33 79.50  
180010x0xxx4xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等24あり 10 16.90 37.05 30.00 74.00  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 9.83  

救急科で最も多い疾患は転倒や事故などによる頭部外傷です。当院は三次救急の指定を取得していることから、心肺停止、意識障害、呼吸不全、消化管穿孔、多発外傷や刺創を含む重症外傷、ショック、重症熱傷など、内因性・外因性に関わらず幅広く対応しています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数 ファイルをダウンロード

  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 72 36 16 1 8
大腸癌 20 39 39 24 11 40 1 8
乳癌 30 19 10 12 1 8
肺癌 39 37 54 10 32 1 8
肝癌 30 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

 癌別・病期別に見ても全体に分布しています。これは総合病院の特徴で、5大癌全てに対応していることが分かります。胃癌、乳癌については比較的早期に発見されている傾向があります。これは健康診断などの普及により、早期発見につながっていると考えられます。早期治療として内視鏡的治療や腹腔鏡治療といった低侵襲手術を実施している裏づけにもなります。またStageⅡ、Ⅲ及び再発患者も多く、手術や化学療法、放射線治療などにも対応しています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。

※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等 ファイルをダウンロード

  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 12.30 63.50
中等症 83 10.88 78.87
重症 16 12.19 78.94
超重症
不明

成人市中肺炎とは普段の生活の中で成人が発症した肺炎のことをいい、インフルエンザウイルスなどのウイルス性肺炎や飲食物の誤嚥による肺炎などは集計対象外です。患者数は中等症が最も多くなっています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

脳梗塞の患者数等 ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
115 15.46 75.66 49.57

脳梗塞は、何らかの原因で脳の血管が細くなったり(狭窄)、血のかたまりが詰まったりすることで、脳に酸素や栄養が行き渡らなくなり、脳細胞が障害を受ける疾患です。当院においては発症から3日以内の患者数が多く、急性期治療を担っています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) ファイルをダウンロード

消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 180 0.68 1.10 1.11 73.36  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 79 1.04 10.41 3.80 75.37  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 50 1.04 6.76 2.0 74.68  
K654 内視鏡的消化管止血術 36 0.25 8.56 8.33 71.56  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 25 0.68 2.28 0.00 65.84  

当院では、内視鏡センターを設置しており、上部消化管(食道、胃、十二指腸)、小腸、大腸と全ての消化管および、胆膵の検査や内視鏡治療に対応しています。消化管の早期がんの診断や消化管出血の治療に対応し、カプセル内視鏡も導入しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 41 4.90 4.95 24.39 72.88  
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 21 2.33 8.10 38.10 76.67  
K616-7 ステントグラフト内挿術(シャント)  
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回  
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術  

最も多く行われている末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)は、透析療法を受ける患者のために行われる手術です。この手術では、前腕部に約3~5㎝の皮膚切開を行い、動脈と静脈を吻合します。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 266 1.68 2.55 1.13 70.09  
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 202 1.68 6.00 9.41 76.14  
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 131 1.53 1.84 0.76 73.08  
K555-22 経カテーテル大動脈弁置換術 経皮的大動脈弁置換術 62 6.34 12.84 22.58 84.31  
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 31 1.39 2.48 0.00 61.90  

循環器内科では虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)に対する経皮的冠動脈ステント留置術を含む心臓カテーテル治療を多く実施しています。心臓カテーテル治療は、腕や足の付け根の血管から心臓まで管を通して病変を治療する術式です。また、頻脈性不整脈に対するカテーテルを用いたアブレーション(経カテーテル心筋焼灼術)手術も多く行っています。その他ペースメーカ移植術及び交換術にも数多く対応しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612イ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 胸部大動脈 25 2.24 11.52 8.00 72.24  
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 18 0.94 5.39 0.00 75.00  
K5603ニ 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術 その他のもの 13 2.23 25.08 53.85 69.15  
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの 12 2.08 10.92 25.00 64.42  
K554-21 胸腔鏡下弁形成術 1弁のもの 12 2.00 10.58 33.33 59.17  

当科の対象疾患は虚血性心疾患、心臓弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患、下肢静脈瘤、先天性心疾患など、外科治療の対象となる全ての心疾患です。多いものは大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術です。この治療法は脚の付け根に5cm程度の切開を加え、足の血管からカテーテルといわれる管を挿入して大動脈病変部に人工血管を留置する手技を用いるものです。冠動脈バイパス術も多く行われています。冠動脈バイパス術は健康な血管の一部を採取または人工的な血管を用いて、冠動脈の閉塞部位に繋ぎ(移植し)ます。こうすることによって、血液が閉塞動脈を迂回して心臓に流れる新しい路(バイパス)をつくります。弁膜症に対する弁形成術・弁置換術も多く行っています。弁を切除し、人工弁を埋め込む手術(弁置換術)や、自己弁を温存し、弁の形を整える手術(弁形成術)を行っています。
※Kコード別集計のため、ステントグラフト内挿術や弁形成術・弁置換術は件数・順位が分散して表示されています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 76 0.93 3.32 1.32 63.47  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 55 0.76 1.11 0.00 70.24  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 42 3.05 8.95 2.38 75.69  
K655-23 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 28 2.25 9.36 3.57 71.25  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 27 1.04 2.89 0.00 46.63  

消化器疾患に対し、低侵襲手術を積極的に行っています。消化器がん(食道がん、胃がん、肝胆膵がん、大腸がん)に対しては、ロボット手術を積極的に行い、合併症ゼロを目指しています。救急疾患(急性虫垂炎、急性胆のう炎、消化管穿孔)、一般外科(鼠経ヘルニア、胆石)では、単孔式手術を行い、負担の少ない手術を提供します。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

乳腺・内分泌外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 42 1.00 9.00 2.38 64.48  
K474-31 乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術(一連につき) マンモグラフィー又は超音波装置によるもの 25 0.00 1.00 0.00 53.32  
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術 片葉のみの場合 17 1.24 4.88 0.00 63.24  
K4741 乳腺腫瘍摘出術 長径5cm未満 15 1.00 1.13 0.00 46.80  
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 14 1.00 13.71 0.00 58.57  

当科では乳がんや乳腺良性腫瘍といった乳腺性疾患について多く治療を行っています。あわせて乳房全摘後の乳房再建や、乳腺術後の創瘢痕の処置、乳腺炎などは形成再建外科・美容外科と連携しています。甲状腺がんに対しては、甲状腺切除とともに必要に応じて頚部リンパ節郭清を行います。整容性と低侵襲を目指した内視鏡下甲状腺手術(葉切除、全摘+リンパ節郭清)を開発し、通常切開手術に加えて甲状腺がんの標準術式としています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 股、膝など 75 1.45 14.85 58.67 74.21  
K080-52 関節鏡下肩関節唇形成術 腱板断裂を伴わないもの 70 1.01 2.27 0.00 21.27  
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術 十字靭帯 28 1.04 9.57 3.57 29.96  
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓切除 28 1.86 15.18 21.43 72.61  
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 22 2.09 13.59 59.09 66.00  

整形外科で最も多い手術は股、膝などに対する人工関節置換術です。その他、脊髄疾患や椎間板ヘルニア等に対する椎弓切除や脊椎固定術、骨切り術等も行っています。当院では脊椎・脊髄疾患に対して総合的な治療を行う脊椎・脊髄センターを運営しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

形成再建外科・美容外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 19 0.53 1.32 0.00 71.05  
K2193 眼瞼下垂症手術 その他のもの 10 0.40 1.00 0.00 71.40  
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除  
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径4cm以上  
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満  

形成外科で一番多い手術は眼瞼下垂症手術です。眼瞼下垂とは、まぶたを引っ張り上げている筋肉が伸びて弱くなっている状態です。手術は、まぶたの中の瞼板に付着している眼瞼挙筋腱膜を短く縫い付け再び張力を回復する手術です。下肢静脈瘤血管内焼灼術は、当科では心臓血管外科と共同で下肢静脈瘤血管内レーザーを導入し、従来のストリッピング手術に代わる低侵襲手術を行っています。
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※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 28 0.14 6.71 14.29 77.39  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 14 4.93 8.14 21.43 77.21  
K1783 脳血管内手術 脳血管内ステントを用いるもの 11 1.45 5.00 0.00 63.27  
K178-4 経皮的脳血栓回収術 11 0.09 19.82 90.91 80.09  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの  

最も多い手術は慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術で、次いで経皮的頸動脈ステント留置術と続きます。当科では未破裂脳動脈瘤に対しても積極的に治療を行っています。動脈瘤の位置や大きさなどにより、開頭クリッピング術と血管内治療のどちらが適しているかを検討して治療方法を決定しています。
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呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 28 1.50 9.14 0.00 75.00  
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 17 1.53 3.82 0.00 69.35  
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 17 1.59 4.65 0.00 71.88  
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 16 6.19 3.38 0.00 45.25  
K496-4 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術  

当院呼吸器外科の手術は、肺悪性腫瘍と気胸に対する胸腔鏡手術が主流となっています。従来の開胸手術より低侵襲で短期間に退院することが可能となっています。
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※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 53 0.94 3.92 0.00 76.70  
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 28 1.11 8.04 0.00 70.86  
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 26 1.04 4.54 0.00 73.85  
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 25 1.36 3.44 0.00 59.44  
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 19 0.00 1.00 0.00 72.95  

当科で1番多い手術は膀胱悪性腫瘍に対する経尿道的手術です。膀胱内視鏡を用いて腫瘍を切除する経尿道的腫瘍切除術(TUR-Bt)を行います。次いで多い前立腺癌に対する前立腺悪性腫瘍手術においては、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入し、低侵襲かつ、がん抑制率向上、術後尿失禁改善、勃起機能温存を推進し良好な治療成績を収めています。この他にも手術療法だけでなく「前立腺がん治療センター」では、放射線治療や最新の抗がん剤化学療法などさまざまな治療法を提示しています。
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産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K872-32 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 組織切除回収システム利用によるもの 45 0.96 0.98 0.00 40.89  
K867 子宮頸部(腟部)切除術 34 1.00 1.00 0.00 40.38  
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 25 1.08 5.60 0.00 50.00  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 23 1.00 4.04 0.00 48.04  
K8731 子宮鏡下子宮筋腫摘出術 電解質溶液利用のもの 17 1.00 1.06 0.00 45.41  

産婦人科の良性疾患には腹腔鏡や子宮鏡を用いた低侵襲手術を積極的に行っています。子宮全摘出術、子宮筋腫核出術、ほとんどの良性卵巣腫瘍手術がすでに腹腔鏡手術に移行しています。婦人科がん治療に関しては、日本婦人科腫瘍学会専門医が在籍し、ガイドラインで提唱されている標準術式にすべて対応しています。婦人科悪性腫瘍に対する治療は、化学療法も含め、それぞれの患者さんに応じた治療方針を検討し、最善の医療を提供できるよう努めています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 26 1.00 5.04 3.85 23.81  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)  
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術)  
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術 片葉のみの場合  
K339 粘膜下下鼻甲介骨切除術  

当科では扁桃炎に対する扁桃摘出術が最多となっています。鼻領域の外科的治療は、基本的に全身麻酔での内視鏡下鼻手術で低侵襲治療を行っています。当院では『手術支援ナビゲーション装置』を導入しており、複数回鼻手術を受けられ正常構造がなく手術難易度が難しくなった症例、他病院では手術ができないと言われた方も当院での手術をご検討下さい。
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※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 186 0.03 1.23 0.00 76.28  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 49 0.04 5.86 0.00 61.37  
K2683 緑内障手術 濾過手術 14 0.00 7.57 0.00 70.79  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 12 0.08 3.00 0.00 71.75  
K2682イ 緑内障手術 流出路再建術 眼内法  

眼科専用手術室は2室あり、白内障手術装置2台(Alcon社製Centurion®、AMO社製Signature®)、硝子体手術装置(Alcon社製Constellation®)、手術用顕微鏡2台(Carl Zeiss社製Lumera T®)を備えています。白内障手術は、2.2~2.4mmの小切開水晶体再建術を行っています。網膜硝子体手術では、世界最先端の極小切開(傷口の直径0.4㎜)である27ゲージシステムと非接触型広角眼底観察装置(Carl Zeiss社製Resight®)を用いています。緑内障手術は、トラベクロトミー、トラベクレクトミーを行っています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

ER・救命救急科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 14 7.64 18.21 57.14 72.64  
K7162 小腸切除術 その他のもの  
K0021 デブリードマン 100c㎡未満  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿  
K714 腸管癒着症手術  

気管切開とは、長期にわたり気道・呼吸管理が必要な場合に気管を切開し、チューブを挿入・固定する処置です。当科では、内因性・外因性に関わらずあらゆる重症病態を対象としており、心肺停止、意識障害、呼吸不全、消化管穿孔、多発外傷や刺創を含む各種重度外傷、各種ショック、臓器障害、重症熱傷、急性中毒などの患者を受け入れています。一次、二次救急患者に対しては、ERが中心となり各診療科と連携をとりながら診療を行っています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率) ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 25 0.33
異なる 35 0.46
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる

14桁あるDPCコードのうち、6桁での集計をしています。この6桁は疾病分類を表しています。
※患者数10件未満は「-(ハイフン)」で表示されます。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
972 912 93.83%

肺血栓塞栓症とは、下肢の静脈にできた血の塊(血栓)が肺の血管である肺動脈を詰まらせる疾患です。長時間同じ姿勢を保つことで血流が悪くなったり、手術で血管の壁が傷つき血液が固まりやすくなると発症のリスクが高まるため、予防対策が重要です。
安心・安全な医療のため、当院では医師・看護師・理学療法士など、多職種が連携して肺血栓塞栓症予防の取り組みを行っています。具体的には弾性ストッキングの着用や運動療法によって血流の改善を促し、血栓の予防となるよう努めています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

血液培養2セット実施率 ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
4300 4217 98.1%

血液培養検査は感染症の原因菌を確定するために重要な検査で、特に死亡率の高い菌血症の診断には必要不可欠です。血液培養検査を同日に2セット以上実施することは診断率を高めるだけでなく、採取時に皮膚に付着している菌の混入(偽陽性)かどうかを区別することができ、過剰な抗菌薬使用を防いで適正な抗菌薬治療につながります。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
633 559 88.31%

近年、新たな抗菌薬適正菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題になっています。不適切な抗菌薬の使用は感染症に治療が遅れるだけでなく耐性菌の発生を引き起こすため、当院では抗菌薬適正使用チーム(AST)を組織して、抗菌薬の適正使用を推進する取り組みを行っています。抗菌薬適正使用において重要なことは、抗菌薬を投与する前に細菌培養検査を行って原因菌を早期に特定し、その菌をターゲットに適切な抗菌薬治療を行うことです。当院では約9割という高い割合で実施しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

転倒・転落発生率 ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
75484 162 2.14‰

病院内における、転倒・転倒の発生を完全に防ぐことは難しいものです。特に入院環境は、普段の生活し慣れた環境とは違い転倒・転落の発生の可能性が高まります。安心・安全に入院生活を送る為には、各場面における患者本人・患者家族と医療者との協働が必要不可欠となります。発生要因・原因を特定し、分析した結果から明らかになった改善策を実施することが、転倒・転落発生の低減や重大事象の予防はもちろん、今後の医療の質向上のために非常に意味があります。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

 

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率 ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率

「-(ハイフン)」は、 10 件未満(小さい値)であり、良好な結果であることを示しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 ファイルをダウンロード

全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
2099 2099 100%

手術開始前1時間以内に抗菌薬が投与された手術症例の割合を示しています。この指標は、適切なタイミングでの抗菌薬投与をモニタリングするために重要です。開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。当院では全例で予防的抗菌薬投与を実施しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

 

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率 ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
75264 128 0.17%

当院では、形成外科医師・外科医師・皮膚・排泄ケア認定看護師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・事務員1名で構成される創傷管理チームが活動しています。主な活動としては、褥瘡を予防するための対策の検討と適切なケアの提供です。医療現場では、褥瘡(床ずれ)や皮膚障害の発生は高齢の寝たきりの患者さんだけでなく、さまざまな病状で発生する可能性があります。当チームではどのような状況の患者さんでも褥瘡予防やスキンケアに取り組んでいます。また、発生した場合にも早期に適切に対応し、治療とケアを行っています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合 ファイルをダウンロード

65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
5027 4773 94.95%

集中治療室、ハイケアユニットには、専任の管理栄養士を配置し、入室後48時間以内に栄養アセスメントを実施しています。また、医師や他コメディカルと毎日カンファレンスを行いながら、多職種で介入し病態に合わせた栄養管理を行っています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

 

身体的拘束の実施率 ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
75484 2467 3.27%

身体的拘束とは、本人の行動の自由を制限する行為を指します。原則禁止ではありますが、一方で生命又は身体を保護するため緊急の場面・やむを得ない状況と医師が判断した場合は、適切な手続きを経た身体的拘束は認められています。あくまで、本人の自由や尊厳を守りながら、切迫性・非代替性・一時性の3つの要件を満たすかどうか、ラウンドを通じて多職種と慎重に評価し、必要最小限に留める取り組みを実施しています。
※本データは、新病院開院後(2025年1月〜5月)の数値をもとにしています。

更新履歴

2025年9月29日 情報を公開しました。